フランス旅行中、ブティックやお土産屋さん、コスメいっぱいのドラッグストア(パラファルマシー)などでの買い物は外せない楽しみの一つです。
しかし、「店員さんに話しかけられたらどうしよう…」「サイズや色違いを頼むには何て言えばいい?」と戸惑ってしまうこともありますよね。
フランスのショップでは、日本とは少し異なるお買い物のエチケットがあり、いくつか基本のフレーズを覚えておくことで、とても気持ち良くお買い物を楽しむことができます。
今回は、お店に入ってからレジを出るまで、フランスでのショッピングで必ず役立つ基本の10フレーズを、カタカナ発音と実践的なミニ会話つきで紹介します。

写真:イメージ/Pexels
この記事を書いた人
リヨン出身のフランス人。日本在住。日本人旅行者向けに、実際の現地情報をわかりやすく紹介しています。
1. Bonjour ! — こんにちは
前回の「挨拶編」でも紹介した通り、フランスで最も重要なフレーズです。お店に入るときは、小さめのセレクトショップはもちろん、デパートの個別ブースやドラッグストアでも、店員さんの目を見て必ず「Bonjour!(ボンジュール!)」と挨拶をしましょう。
発音:ボンジュール!
使う場面:お店のドアをくぐった瞬間、店員さんと目が合ったとき
ワンポイント:無言で入ることはフランスではマナー違反とみなされ、接客の態度にも影響することがあります。退店時は「Merci, au revoir!(メルシー、オ・ルヴォワール / ありがとう、さようなら)」と言いましょう。
観光客 🇯🇵


2. Je regarde juste, merci. — 見ているだけです、ありがとう
フランスのお店に入ると、店員さんが「Bonjour!」に続いて「何かお探しですか?」と話しかけてくることがよくあります。まだ買うものが決まっておらず、自由に店内を見たいときは、この一言を笑顔で返しましょう。
発音:ジュ・ルギャルド・ジュスト、メルシー
使う場面:話しかけてきた店員さんに「見ているだけ」と伝えたいとき
ワンポイント:フランスのショップでは店員さんと客は対等な関係です。話しかけられたら無視せず、必ず笑顔で返答しましょう。






3. Excusez-moi, je cherche… — すみません、〜を探しています
探している商品が見つからないときや、特定のアイテムの場所を聞きたいときに使えるフレーズです。「je cherche(ジュ・シェルシュ)」の後に、探しているものを続けます。
発音:エクスキュゼ・モワ、ジュ・シェルシュ…
使う場面:お目当ての商品の場所を聞きたいとき
ワンポイント:リヨンのお土産なら「des souvenirs de Lyon(デ・スヴニール・ドゥ・リヨン / リヨンのお土産)」、石鹸なら「du savon(デュ・サヴォン)」などを後ろに繋げます。






4. Combien ça coûte ? — これはいくらですか?
商品の値札が見当たらないときや、ショーケースの中の商品の価格を知りたいときに尋ねる表現です。より短く「C'est combien ?(セ・コンビヤン?)」と言っても通じます。
発音:コンビヤン・サ・クート?(/セ・コンビヤン?)
使う場面:価格がわからないとき
ワンポイント:骨董品市(蚤の市)やマルシェ(市場)などで買い物をする際にも非常によく使う表現です。






5. Je peux l'essayer ? — 試着してもいいですか?
衣類や帽子、靴などを試してみたいときに使うフレーズです。フランスの洋服屋さんでも、試着室(Cabine d'essayage / カビーヌ・デセヤージュ)に行く前に必ず店員さんに声をかけましょう。
発音:ジュ・プ・レッセイエ?
使う場面:試着したい衣類を手に持っているとき
ワンポイント:複数枚ある場合は「Je peux les essayer ?(ジュ・プ・レ・ゼセエ?)」と複数形(les)にします。






6. Avez-vous la taille au-dessus ? — これより大きいサイズはありますか?
試着してみてサイズが合わなかったときに使える定番フレーズです。反対に「もうワンサイズ小さいもの」が欲しいときは、「la taille au-dessous(ラ・タイユ・オ・ドゥスゥ)」と言います。
発音:アヴェ・ヴ・ラ・タイユ・オ・ドゥスュ?
使う場面:試着した後にサイズ変更をお願いするとき
ワンポイント:上のサイズは「au-dessus(オ・ドゥスュ)」、下のサイズは「au-dessous(オ・ドゥスゥ)」と、発音が少し似ているので注意して発音しましょう。






7. Avez-vous d'autres couleurs ? — 他の色はありますか?
気に入ったデザインのものが見つかっても、展示されているカラーが好みではないことってありますよね。パラファルマシー(ドラッグストア)で化粧品を買うとき、ブティックでバッグやスカーフを選ぶときなど、「他に色はないかな?」と思ったらこのフレーズで気軽に聞いてみましょう。
発音:アヴェ・ヴ・ドートル・クルール?
使う場面:色違いの商品があるか尋ねるとき
ワンポイント:特定のカラーを言いたい場合は「Avez-vous ce modèle en bleu ?(このモデルの青はありますか?)」のように聞くこともできます。






8. C'est pour offrir, s'il vous plaît. — プレゼント用(ギフト用)です
お土産や贈り物を買うときに、ギフト用のラッピングをお願いするフレーズです。フランスの小さなお店では、可愛らしく包装してくれるところも多くあります。
発音:セ・プール・オフリール、シル・ヴ・プレ
使う場面:レジで会計をするとき
ワンポイント:また、値札の価格部分を消してほしい場合は「Pouvez-vous enlever le prix, s'il vous plaît?(価格を消してもらえますか?)」と頼むとスムーズです。






9. Je prends celui-ci. — これをいただきます(これにします)
買うものを決めて、店員さんに伝えるときのフレーズです。ショーケース越しにお惣菜やケーキ、アクセサリーなどを指差して注文するときにも活躍します。
発音:ジュ・プラン・スリュイ・シ
使う場面:購入を決めたとき
ワンポイント:女性名詞のものを指す場合は「Je prends celle-ci.(ジュ・プラン・セル・シ)」となりますが、迷ったら指を差しながら「Je prends ça.(ジュ・プラン・サ / これをもらいます)」でも十分通じます。






10. Pouvez-vous faire la détaxe ? — 免税手続きをしてもらえますか?
同一店舗で一定金額(目安として100ユーロ以上)のお買い物をした場合、免税(détaxe / デタックス)の手続きをしてもらうことで、消費税(TVA)分の一部が払い戻されます。デパートや大きなブティックでお会計する際は、パスポートを持参の上で聞いてみましょう。
なお、免税の対象金額や手続き方法はフランスの法律改正により変わることがあります。旅行前にフランス観光局や各店舗の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
発音:プヴェ・ヴ・フェール・ラ・デタックス?
使う場面:レジで高額なお会計をするとき
ワンポイント:手続き時にパスポート(コピー不可の原本)の提示を求められるため、買い物の予定がある日は忘れずに携帯しておきましょう。






よくある質問:フランスのショッピング袋事情
ショッピング袋(レジ袋)は有料ですか?
エコ意識の高いフランスでは、スーパーや多くのショップで買い物袋が基本的に有料です。
レジで「Un sac, s'il vous plaît.(袋を1枚ください / アン・サック、シル・ヴ・プレ)」と伝える必要がありますが、常に折りたたみ式のマイバッグ(エコバッグ)を持ち歩くのが最も便利でおすすめです。
まとめ
フランスでのショッピングをよりスマートに楽しむための10フレーズをご紹介しました。
- 入店時の基本の挨拶:Bonjour!
- 見ているだけのときは:Je regarde juste, merci.
- 欲しいサイズを探すなら:Avez-vous la taille au-dessus/au-dessous?
- これに決めました!:Je prends celui-ci.
店員さんに声をかけられるのが最初は少しドキドキするかもしれませんが、お互いに挨拶を交わすだけで買い物の楽しさは何倍にも広がります。ぜひフランスでのショッピングを満喫してくださいね!







